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ガソリン

<石油小辞典 4>

ガソリン(米:Gasoline, 英:Petrol)ガソリンスタンド

 石油製品(せきゆせいひん)の中で沸点(ふってん)が摂氏(せっし)30度から220度の範囲(はんい)にあるものの総称(そうしょう)です。
 

 アメリカでは、ガス(gas)と呼ばれることが多く。ガス欠(ガスけつ)という用語はこれに由来します。日本語では揮発油(きはつゆ)といいます。
 語源は「gas (ガス)」とアルコールやフェノール類(るい)の接尾辞(せつびじ)である「ol(オル)」と不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)の接尾辞である「ine(イン)」に由来します。

 

 燃料(ねんりょう)として、ガソリンエンジンに使われるほか、衣類(いるい)などの汚(よご)れをとるためにも使われ、燃料用のガソリンには着色(ちゃくしょく)がなされています。 ガソリンのうち沸点が摂氏(せっし)30~120度程度のものをベンジンと言い、しみ抜き・溶剤(ようざい)などに使われます。

 

 ガソリンは、揮発性(きはつせい)、蒸発性(じょうはつせい)が大きく引火 (いんか)しやすく、引火点は-40℃以下で、常温でも火を近づければ燃焼(ねんしょう)します。
 揮発したガソリンは空気より重いため、床面(ゆかめん)または地面など低いところに沿(そ)って思わぬほど遠くまで広がるので貯蔵(ちょぞう)、取り扱いに相当(そうとう)の注意が必要です。
  また貯蔵する場合、危険物(きけんぶつ)の規制(きせい)に関する政令 (せいれい)、または市町村(火災予防)条例(じょうれい)を守らなければならないことは、言うまでもありません。

ガソリンの組成、品質は日本工業規格 (JIS) で規定されています。

自動車用ガソリン

 最も多く消費(しょうひ)されるタイプのガソリンです。
JISK2202によって規格化(きかくか)されています。

 冬の寒さの中でもエンジンが始動(しどう)し、夏の暑さでもパーコーレーションを起こさず、また、腐食性(ふしょくせい)などがないことが要求(ようきゅう)されます。

航空(こうくう)ガソリン

基本的には自動車用ガソリンと変わりませんが、気圧(きあつ)や気温など、使用環境(しようかんきょう)が過酷(かこく)であり、より高度(こうど)な安全性(あんぜんせい)を求められることから、沸点(ふってん)の範囲(はんい)が狭(せま)く、オクタン価が高い必要があります。
JIS K2206によって規格化されています。

航空(こうくう)ガソリンは自動車用と識別(しきべつ)するためにドラム缶は赤く、ガソリンは緑色に着色(ちゃくしょく)されています。

工業ガソリン
塗料(とりょう)、洗浄(せんじょう)、油脂抽出(ゆしちゅうしゅつ)、ドライクリーニングなど、燃料以外の用途(ようと)に用いられるガソリンの総称(そうしょう)。
JIS K2201によって、次の5種類に分類(ぶんるい)されています。
1号:ベンジン - 洗浄用
2号:ゴム揮発油 - ゴム用溶剤・塗料用
3号:大豆揮発油 - 抽出用
4号:ミネラルスピリット - 塗料用
5号:クリーニングソルベント - ドライクリーニング用・塗料用
これらは引火点や蒸留性状によって分類されています。例えば、1号は初留温度30℃以上・終点150℃以下ものを、5号は初留温度150℃以上・終点210℃以上で、引火点が38℃以上のものをいいます。
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